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第17話「地下街の王」

北家当主の孫として地下街随行を命じられた雪哉。若宮を押しとどめ、名代として交渉に臨む長束(なつか)だったが、頭目の鵄(とび)は無情にも会談の中止を告げる。故郷・垂氷(たるひ)を蹂躙した猿の手がかりを、なんとしても見つけたい。必死に訴える雪哉の前に、一人の翁が現れた。彼が示したのは、封鎖された深い穴の奥。果てしない暗闇の先で、雪哉は禍々しいある“モノ”を発見する。