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第16話「藤の矢」

中央にある小梅の実家へと向かった雪哉たちは、小梅の父の仲間と称する不審な男たちに囲まれる。ところが、若宮の名を出した途端、男たちは「地下街の鵄(とび)から連絡が行く」と言い残して去っていった。事態を報告するため、雪哉は若宮の住まう招陽宮へ赴くが……。不知火を消し去り、咲き乱れる藤の花々。“真(まこと)の金烏(きんう)” たる若宮の、この世ならざる神秘の力が明らかになる。